個人事業主の消費税はいつから払うの?
こんにちは。
税理士のよしむら ともこです。
今日は、個人事業主の消費税はいつから払うのか?についてまとめてみました。
消費税の免税事業者?課税事業者って何?
消費税法では、
「その課税期間に係る基準期間における課税売上高が1,000万円以下の事業者については、消費税を納める義務を免除する」
とされています。
個人事業主の場合は、2年前の売上で判定をするってことです!!
個人事業主は、その年の前の前の年の売上が基準期間になります。
そうです!!
基準期間とは、消費税の申告と納付をすることを判定するための期間ですね。
たとえば、令和4年に消費税の申告・納付が必要かという判定は、
令和2年の売上を「基準期間の売上」として判定することになります。
2年前の判定で免税の場合、もうひとつ判定があります
ただし、2年前の売上で消費税は免税となった場合でももう一つ判定があります。
特定期間の判定というのですが・・・・
- 1年前の1月1日から6月末までの課税売上高が1000万こえている
かつ - 1年前の1月1日から6月末までの給与支払額などが1,000万円を超えた
上記2点の両方に当てはまれば消費税の納税義務が発生します。
フリーランスになって1年目は2年前の売上高がないので自動で免除されます。
2年目になると、「1年前の1月1日から6月末までの売上高や給与支払額が1,000万円を越えるかどうか」が、
納付義務が発生するかどうかの分かれ目となります。
消費税の納付税額の計算方法
「売上高の消費税額 (お客様から)」-「仕入れで支払った消費税額」=「税務署への納付額」となります。
まずはクライアントからの報酬を消費税も一緒にもらっておくのが前提です。
そもそも請求書に消費税は含めて請求していいの?
こちら、めちゃめちゃよくいただく質問になりますので、別記事にまとめてみました。
是非みてくださいね~!!
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