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会社員からフリーランスになるためにやること・手続き11選!仕事の獲得術も解説!

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リモートワークの広がりにより、会社員からフリーランスになりたいと考えている人も増加しています。

フリーランス白書2020年の調査でも、フリーランスになることを考えている会社員の割合が前年の18.3%から46.4%までアップしているのです。

ただ

フリーランスになるために何をやればよいのかわからない
フリーランスになっても収入が得られるのか心配

という方も多いのではないでしょうか?

そこで、この記事では以下のことについて解説します。

  • 会社員からフリーランスになるためにやるべきこと5つ
  • フリーランスになって仕事を獲得するためにやること6選

この記事を読めば、フリーランスとして活躍するイメージが浮かばない方でも、何をやっておけばよいのか理解できます。ぜひ参考にしてみてくださいね!

会社員からフリーランスになるための手続き、やるべきこと5つ

会社員からフリーランスになるためには、何をやれば良いのでしょうか?

フリーランスになるためには、以下のことをやる必要があります。

  1. クレジットカードやローンの契約を済ませておく
  2. 公的保険の切り替えを行う
  3. 事業用の銀行口座を開設
  4. 開業届と青色申告承認申請書の提出
  5. 最低1年分のお金を蓄える

順番に解説します。

1.クレジットカードやローンの契約を済ませておく

会社を退職する前にやるべきことはクレジットカードやローンの契約を済ませておく必要があります。

 

フリーランスは、会社員よりも社会的信用が高くありません。カードやローン契約の審査では年収の高さだけでなく、継続的に安定した収入を得られるかという点を重点的に見られるのです。

雇用形態 収入の安定性
会社員 毎月、会社から給料が支払われるので、収入が安定していると見られる
フリーランス 仕事がなければ収入が発生しないので、収入が安定しないと見られがち

さらに、賃貸物件の審査も厳しく見られます。年収が1,000万円以上あるケースや家賃を半年〜1年分前払いできるケースでも、フリーランスであることを理由に審査落ちすることもあるのです。

審査が必要なものは、社会的信用が高い会社員の間に済ませておきましょう。

2.公的保険の切り替えを行う

会社員とフリーランスでは健康保険や年金が異なります

会社員
  • 厚生年金 
  • 社会保険
フリーランス
  • 国民年金  
  • 国民健康保険(市町村国保or組合国保)

会社を退職すると厚生年金や社会保険の加入資格がなくなります。そのため、国民年金への加入が必要です。社会保険も国民健康保険へ加入しなければなりません。

 

ただし、健康保険については以下の3つから選択できます。

  • 社会保険の任意継続
  • 市町村国保への加入
  • 組合国保への加入

会社員からフリーランスになる場合におすすめの健康保険は、社会保険の任意継続です。なぜなら、一人分の保険料を支払えば、家族全員の保険料を支払わなくて済むから。

 

また、任意継続保険料には上限があり、在職中の標準報酬月額が28万円以上の場合、新たに国民健康保険に加入して支払う保険料よりも安くなるのです。

標準報酬月額とは

標準報酬月額とは、毎月の給料を区切りの良い幅で区分したもの。健康保険は1級の58,000円〜50級の139万円までに分けられる

社会保険の任意継続を行う場合は、退職後から20日以内に任意継続被保険者資格取得申出書を健康保険組合か全国健康保険協会支部に提出しましょう。

ただし、社会保険の任意継続できる期間は退職後2年までと決まっています。

3.事業用の銀行口座を開設

フリーランスになる際は事業用の銀行口座を開設しておきましょう。フリーランスになると、確定申告を行って自分で所得税の計算と納税をしなければなりません。

 

ただ、銀行口座が一つの場合、事業用とプライベート用の費用が混ざることになり、帳簿入力の作業に時間がかかります。一方、事業に関係する費用のみ事業用口座で管理すれば、確定申告が楽になるのです。

4.開業届と青色申告承認申請書の提出

フリーランスになるには、事業をはじめてから1か月以内に開業届を提出しなければなりません。加えて、青色申告承認申請書も出せば、節税効果があります。開業届を提出するメリットは、屋号付きの銀行口座も開設できるようになります。

 

さらに、青色申告承認申請書を提出すれば、以下のような特典を利用できるので、節税も可能です。

  • 最大65万円の青色申告特別控除
  • 従業員を家族にした場合支払った給与を経費にできる
  • 赤字を3年間繰り越しにできる

ただし注意しなければならないのは、青色申告承認申請書の提出期限。

最初に青色申告をする年度の3月15日までと決まっています。

また、1月16日以降に事業をはじめた場合は、事業開始の日から2か月以内に提出しなければなりません。

たとえば、2022年度の確定申告を行うのであれば、2023年3月15日までに青色申告承認申請書を提出しなければ青色申告ができません。

開業から青色申告承認申請書の書き方については知識ゼロでもわかる 起業したら、すぐやるべきお金(税金)の手続きを教えてにて詳しく解説しています。

5.最低1年分の生活費を蓄える

フリーランスになる前に、最低1年分の生活費は蓄えておきましょう。

 

フリーランスになってすぐに仕事を得られなければ収入はゼロです。また、社会的信用が低いため、融資やクレジットカードの審査に通らない可能性もあります。

 

収入が少なければ精神的にも負担がかかり、仕事にも悪い影響が出てしまいます。したがって、フリーランスになる場合は、最低でも1年分の生活費を蓄えてからの独立をしましょう。

会社員からフリーランス|仕事を獲得するためにやること6選

フリーランスになって一番大事なことは仕事を獲得する能力です。スキルがあっても、仕事が取れなければ収入は一切発生しません。そこでフリーランスになって仕事を獲得するためにやることをいくつか紹介します。

  • コミュニティなどで人脈づくりを行う
  • クラウドソーシングに登録する
  • ポートフォリオを作っておく
  • 名刺を作成する
  • 依頼主の意図を理解した提案文を書く
  • 仕事用のSNSアカウントも作る

実際に、フリーランスとして独立された方から聞いた話なので、ぜひ参考にしてみてください!

1.コミュニティなどで人脈づくりを行う

フリーランスになっても人脈はあった方が良いです。もちろん、在宅で一人で働けますが、人脈がなければ、最初の仕事を獲得するのに苦労するかもしれません。

 

そのため、オンラインサロンに入会したり地域のコミュニティやイベントに参加したりして、人脈作りを行うことも重要な営業活動です。

運が良ければ、コミュニティで知り合った方とから仕事を紹介してもらえる可能性もあります。

 

フリーランスは孤独になりやすいので、同じ境遇の方と仲良くなれば、これほど心強いことはありません。なお、会社を退職する際もなるべく円満退職しましょう。なぜなら、会社時代の取引先や同僚から仕事をもらえる可能性があるからです。

2.クラウドソーシングに登録する

フリーランスとして仕事を獲得できる一番手っ取り早い方法は、クラウドソーシングに登録すること。

 

クラウドソーシングには、以下のような職種の仕事が毎日数千件以上あるので仕事に困ることもありません。

  • ライター
  • エンジニア
  • デザイナー
  • 翻訳
  • 写真撮影
  • 動画編集

クラウドソーシングには、すでに仕事を頼みたい人の情報が載っているので、自分で仕事の依頼主を探す手間が省けます。早ければ、登録して数時間後に仕事を獲得できる可能性もあります。

 

なお、ほとんどのクラウドソーシングサービスでは、5%から30%ほどの手数料がかかります。しかし、手数料を支払うタイミングは、実際に仕事を納品した後。

 

つまり、仕事を獲得する前に登録料や利用料はかからないので、安心して利用できます。なお、クラウドソーシングを利用した場合の確定申告については『クラウドソーシングの確定申告手続きガイド』経費や源泉徴収についても徹底解説をあわせてお読みください。

3.ポートフォリオを作っておく

仕事を獲得する際に必要なものはポートフォリオです。ポートフォリオは自分の実績をアピールするもの。

 

依頼主は、依頼した仕事を満足の行くレベルで納品してくれる人を探しています。

 

しかし、名前や住所を見ただけでは、どんな仕事ができるのかはわかりません。そこで、依頼主に以下のようなポートフォリオを提示すれば、依頼される確率が高くなるのです。

職種 ポートフォリオの例
ライター テーマに関する記事をブログに書いておく
エンジニア かんたんなアプリを作る
プログラマー かんたんなホームページやECサイトを作成する
カメラマン 撮影した写真をブログやホームページに載せる

フリーランスとして仕事をはじめた人のなかには、自分には実績がないから仕事が取れないという人もいます。しかし、ポートフォリオを作るのは実績がない状態でも可能です。

 

仕事を獲得するためには必要なものなので、作っておきましょう!

4.名刺を作成する

外に出て仕事を獲得したり交流をしたりする際に必要になるものが名刺です。

 

名刺があれば、知り合った人に名前を覚えてもらうことができ、受注につなげられる可能性があります。

名刺は、100枚あたり数百円から数千円で注文できます。

さらに、ある程度希望通りのテンプレートで作ることもでき、1週間あれば家に届くので、ぜひ作っておきましょう。

5.依頼主の意図を理解した提案文を書く

紹介でない限り、たいてい依頼者に対して提案文を書いて仕事を獲得する必要があります。ただ、いくらスキルが高くても提案文の質が悪ければ、仕事を獲得できません。

 

なぜなら、依頼主は送られてくる提案文で「仕事ができる人なのか」「コミュニケーションが円滑に取れそうな人か」を判断するから。

提案文を書く際には、以下のことに注意して書いてみましょう。

  • 自分が依頼主に貢献できること
  • 自分の自己紹介
  • 納品までのイメージ
  • 過去の実績
  • 単価や納品スケジュールなど条件のすり合わせ

依頼主が自分に依頼した際のメリットをイメージできれば、仕事を獲得できる確率は大幅にアップします。

 

ある知り合いのフリーランスの話では、提案文に相手のメリットになることや納品までイメージを具体的に記載するようにしたところ、仕事の受注率が15%から40%ぐらいにアップしたそうです。

6.仕事用のSNSアカウントも作る

仕事を獲得する手段は外に出て営業したりひたすら求人サイトやクラウドソーシングサイトで応募し続けるだけとは限りません。TwitterやFacebookでも仕事を獲得できます。

 

また、SNSアカウントを利用することで、フォロワーの数が増えたり投稿を見た依頼主から仕事をもらえることもあります。

SNSのアカウントは複数作ることができるので、作っておくことをおすすめします。

まとめ:フリーランスとして独立前から収入を確保しておくのが大事

フリーランスは会社員と比べて社会的信用が低い傾向があるので、収入が確立されていない段階での独立はおすすめできません。

 

そのため、独立前から副業として事業を行いながらお金も蓄えておくことをおすすめします。

 

なお、これからフリーランスになった際に確定申告のやり方がわからず悩まれる方も多くいます。この機会にオンライン教材で独立後のお金のことや確定申告について学んでみてはどうでしょうか?当サイトのオンライン教材なら自分のペースで学ぶこともできますし、税理士に相談できる機会もあるので、ぜひ購入を検討してみてくださいね!

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