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税務調査っていつくるの?調査先の選び方(選定基準)は?

 
税務調査

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こんにちは。税理士/起業の専門家のよしむらともこです。

以前、税務調査は普通にやっていれば別に怖いものではないというお話をしましたね。

以前の記事はこちらから

今回はいつ税務調査が来るのか、どんな風に調査対象は選ばれて、

もし来る場合はどんな手順でということについて書いてみますね。

 

税務調査はいつ来るの?

税務調査はいつ来るの?ってたまにきかれますが、ごめんなさい。

れは、わかりません。。。。

ハテナ

 

税務署もある程度の基準を根拠に、税務調査を行っているようです。

でも、年間のノルマがある、その数合わせで入ることもあるようなので、

「あなただったら、いつくらいに入るよ」って言い切ることはできないんです。

 

税務調査に入りやすい時期はあるの?

 

ただし、1年間の中で『税務調査に入りにくい時期』と『入りやすい時期』はきまっています。

税務署が確定申告などで忙しい時期がありますので、個人事業主の1-3月の税務調査は少ないです。

また、税務署の人事異動が毎年7月にあるので、税務調査の大半が6月末では決着をつけるようになっています。

 

だから、その直前である4~6月は税務調査が比較的に短期間で終わりそうな小さめの会社や
個人の方に税務調査が多い傾向があります。


個人事業主も法人もどちらも税務調査が入りやすい時期は、7月から12月頃と言われています。

 

どんな選び方(選定基準)で税務調査に入るのか

 

どこに税務調査に入ろうかとはどんな理由というか

どんな基準できめているのでしょうか?

デザート選ぶ時みたく、どれにしようかなってきめてるんでしょうか?

それはないですよね(笑)

税務調査先を選ぶには、こんな基準で検討しているといわれています。

 

  • 業種

たとえば、飲食店やパチンコなどの現金売上が多いところや風俗業などのしっかりと申告をしていない可能性の高いイメージの業種が税務調査に選ばれやすいです。

  • 規模

規模が大きい会社は定期的に税務調査が入ります。

  • 提出した申告書や決算書の内容

『還付申告』や『更正の請求』などのお金を取り戻す内容の申告をした場合や金額の大きい特殊な取引などがあった場合など税務調査が入ることがあります。

  • 同業との比較

同業種やいままでの申告と比べて多額の経費項目がある場合は経費の比率などに疑問がある場合

  • 過去の税務調査

過去に税務調査が入ったときに大幅な修正申告をしたり、重加算税を払った場合などは数年後に再度調査に来ることが多いです。

起こってはほしくないことですが、税務署から1度目を付けてしまった場合です。

  • 反面調査

取引先に税務調査が入ったときに、直接その取引先をしらべるだけでは、よくわからない取引がある場合に、あなたのところに調査にくることがあります。

 

税務調査の連絡はどうやってくるの?

 

あなたに顧問税理士がついていれば、税務署からの連絡は直接税理士に行きます。

 

「何月何日に税務調査にいきます」と通常は事前の連絡がきます。

ただし、事前に通知をすることで口裏を合わせたり、証憑の隠蔽などの可能性があると税務署が判断をした場合はいきなり来ることも稀にあります。

現金商売の場合が多いです。

 

事前の通知の日については、都合が悪ければ変更をすることはできるんですよ!!

税理士に連絡がきたら、税理士が間に入って、税務調査の日程等をきめるように調整をするのが一般的です。

 

税務調査は断ってもいい?

 

税務調査なんて断りたい!と思いますよね?

税務調査は任意調査ではありますが、正当な理由がなければ、断ってはいけないなどの細かい法律上のきまりがあります。

 

つまり。

 

任意調査で断る理由が税務署が納得するようなちゃんとした理由でないといけません。

だから、任意とはなっているものの現実問題、断るのは難しいです。

 

税務調査って何年分みるの?

 

税務調査は過去3年間分みられることが多いです。

税務調査をはじめてみて、もっと前にも間違いや漏れがありそうとわかったときには追加であと2年分つまり5年分さかのぼってみることもあるんです。

さらに。

明らかな不正があった場合、脱税の疑いがある場合は7年間までさかのぼることができます。

不正とか脱税とは、具体的には、売上の除外 経費の水増し 請求書や領収書などを改ざん(書き換え)のことです。

 

税務調査の手順は?なにをしらべるの?

 

税務調査にかかる日数は、平均3-4日間です。

調査官がなにをみるのは、こんなところです。

・事業をどんな流れで行っているか

・売上の推移

・会社の組織図なんかも会社の実情がよくわかるので、みることが多いです。

・契約書や社内の稟議書

・給与台帳など支給の詳細がわかるもの

・帳簿と請求書 領収書など

・経営者のプライベートな費用がはいっていないか

・経費の水ましがないか

・売上の漏れがないか(期ズレも含めて)

 

まとめ

 

いかがでしたか?

税務調査ってこんなかんじだよ~って書いてみました。

でも、普段からちゃんとやってれば、そんなに心配しなくても大丈夫ですよ。

 

 

 

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