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【一覧表付】カウンセラーに必要な資格・難易度・仕事内容を徹底解説

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カウンセラーに必要な資格は?
資格を取得する難易度や取得した後の仕事内容は?

いざカウンセラーの仕事を始めてみたいけど、どんな資格を取得したらいいのかわからないという人もいるかと思います。

また、それぞれ資格取得難易度も異なりますが、中には資格が必要のない仕事もあります。

そこで本記事では、カウンセラーの資格を種類別で紹介していきます。

取得する難易度やそれぞれの仕事内容についても解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
どんなカウンセラーを目指したいかによって、取得すべき資格は異なります。

【一覧表】カウンセラーに必要な資格・仕事内容・難易度

まずは、カウンセラーに必要な資格や仕事内容、難易度を見ていきましょう。

種類別でまとめると、以下の通りです。

種類 仕事内容 主な資格 難易度
心理カウンセラー 「仕事」「恋愛」「人間関係」など、多岐の悩みにおける相談を受ける仕事。
高い知識やコミュニケーションスキルが必要。
臨床心理士
公認心理師
認定心理士
メンタル心理カウンセラー
キャリアカウンセラー 「仕事全般」「転職」「キャリア形成」など、仕事に特化した相談を受ける仕事。
職場での人間関係おける悩みがくることもある。
キャリアコンサルタント
産業カウンセラー
学校・教育カウンセラー 「学校生活」「教育・子育て」「いじめ」にまつわる相談を受ける仕事。
学生だけでなく、保護者や教育者からの相談も多い。
学校心理士
臨床発達心理士
健康カウンセラー 「睡眠関係」「食事」「喫煙・アルコール依存症」にまつわる相談を受ける仕事。
日常生活において不健康な状態で悩んでいる人からの相談が多い。
健康心理士
認定医療心理士
恋愛カウンセラー 「恋愛」「結婚」など、恋愛全般に悩んでいる方の相談を受ける仕事。
男性と女性の心理を理解しておく必要がある。
特に必要なし
夫婦関係カウンセラー 「浮気」「不倫」「性」など、夫婦関係で悩んでいる人の相談を受ける仕事。 特に必要無し

カウンセラーの資格は、国家資格と民間資格を合わせるとさまざまな種類があります。

 

それぞれの活躍できる分野も異なるので、目指すべきカウンセラーによって資格を取得すべきか選ぶようにしましょう。次の章からは、それぞれの資格内容や活かせる場所、取得方法について詳しく解説していきます。

心理カウンセラーに必要な資格

この章では、心理カウンセラーに必要な資格内容や取得方法について解説していきます。

臨床心理士

臨床心理士は、公益財団法人日本臨床心理士資格認定協会が認定した民間資格です。

 

臨床心理学の知識や技術を使って、人間が抱える心の問題点にアプローチできます。さらに、資格を取得すれば、心理テストを用いた『心理査定技法』や『面接査定』に関する知識を証明することも可能です。

資格取得方法

臨床心理士資格を取得するためには、「日本臨床心理士資格認定協会」の資格試験を受講します。

試験を受講するためには、臨床心理士養成に関する指定大学院、または専門職大学院を修了しておく必要があります。

参考記事:日本臨床心理士資格認定協会

公認心理師

公認心理士は、2017年9月に施行された国家資格です。

 

カウンセリングや心理査定、心のケアなど心理カウンセラーとして活動していくための資格を取得できます。幅広く心理学についての知識を身に付ける必要があるので、心理カウンセラーとしてより専門家目線で活躍することも可能です。

資格取得方法

公認心理師の資格を取得するためには、「日本心理研修センター」の資格試験を受講します。

公認心理師は国家資格でもあるので、修得すべき科目や時間数などが厳密に決められています。

 

例えば、大学と大学院で必要な科目を修了、または心理関連の実務経験を経て資格を取得しなくてはいけません。

短期間での習得は難しく、長期間勉強をしてから受講するのが一般的です。

参考記事:一般財団法人 日本心理研修センター

認定心理士

認定心理士は、「日本心理学会」が認定する民間資格です。

 

心理学の基礎資格としても有名で、4年生大学で学ぶ基礎的な心理学のカリキュラムを受講することで資格申請ができます。

 

また資格を取得できたら幅広い分野で活用でき、医療・教育・福祉関連以外にも、仕事上における部下の育成などにも役立つ資格と言えるでしょう。

資格取得方法

資格を取得するためには、所定の単位を大学で取得しておかなくてはいけません。日本心理学会が定めた、心理学に関する「基礎科目」と「選択科目」の習得が条件です。

社会人から習得する場合は、短期集中型の通信制大学に通うなどして習得する場合もあります。

関連記事:公益社団法人 日本心理学会

メンタル心理カウンセラー

メンタル心理カウンセラーは、「日本能力開発推進協会」が認定した民間資格です。

 

教育、医療、福祉などの現場で活かせるカウンセリング知識を習得できます。また、資格取得後は更なるキャリアアップを目指すため、現場での経験を積んだのちに上級の資格を取得するケースがほとんどです。

資格取得方法

資格を取得するためには、協会が指定したカウンセリングや心理学、精神医学などの基礎知識を学ぶ必要があります。

 

協会の認定教育機関が行う、教育訓練における全てのカリキュラムを受講することで受験資格が得られます。

自宅でも試験が受けられるので、比較的取得しやすい資格と言えるでしょう。

関連記事:一般財団法人 日本能力開発推進協会

キャリアカウンセラーに必要な資格

次に、キャリアカウンセラーに必要な資格内容や取得方法について解説していきます。

キャリアコンサルタント

キャリアコンサルタントの資格は、厚生労働省によって登録された機関でもある「日本キャリア開発協会」が定めた国家資格です。

 

主には、企業の人事育成や教育関連部門、大学のキャリアセンターや公的就業支援機関などで必要とされます。他の国家資格と比べて合格率も高いので、人気の資格です。

資格取得方法

技能検定キャリアコンサルティング職種の学科試験、または実技試験に合格すれば受験資格が得られます。

 

試験に合格した後には、厚生労働省が定める「キャリアコンサルタント名簿への登録」を受けなくてはいけません。

厚生労働大臣が認可した、「キャリアコンサルタント養成講座」のカリキュラムをしっかり受講することが、最短の資格取得方法と言えるでしょう。

参考記事:特定非営利活動法人 日本キャリア開発協会

産業カウンセラー

産業カウンセラーは、「日本産業カウンセラー協会」が定める民間資格です。

 

産業・労働の分野における心理カウンセラーとして、資格を取得する人も少なくありません。特に相手の話を聞く「傾聴力」と、個人と組織間をコーディネートする「調整力」が求められ、医療・介護・教育現場などでも活用できます。

資格取得方法

資格を取得するためには産業カウンセラー養成講座の修了、もしくは大学院で心理学関連の専攻を修了し、所定科目の単位を取得しておかなくてはいけません。

 

試験は年に1回と少なく、試験に合格した後に日本産業カウンセラー協会の会員になることで資格を取得できます。

会員登録には登録料7,000円と年会費1万円が必要です。

参考記事:一般社団法人 日本産業カウンセラー協会

学校・教育カウンセラーに必要な資格

次に、学校・教育カウンセラーに必要な資格内容や取得方法について解説していきます。

学校心理士

学校心理士は、「学校心理士認定運営機構」が定めた民間資格です。

 

学校などの教育現場で活かせる資格となっており、取得をすることで子どもや保護者、教員などを対象にカウンセリングやコンサルティング業務を行えます。また、学校心理士であれば「準スクールカウンセラー」として活動することも可能です。

資格取得方法

資格を取得するためには、大学や大学院で心理学関係の単位を取得しておかなくてはいけません。

 

試験内容は、「論述式試験」「多枝選択式試験」「面接」となっており、東京と兵庫の2か所で受験できます。

実務経験が5年以上必要なので、受験資格を得るまでには時間がかかります。

参考記事:学校心理士認定運営機構

臨床発達心理士

臨床発達心理士とは、「臨床発達心理士認定運営機」によって定められた民間資格になります。

 

発達心理学を基礎として、「人の健やかな育ち」を支援する専門性の高い資格としても有名です。資格を取得することで、子育てや障害における問題、社会適応や成人期・老年期などの問題に対応できるようになります。

資格取得方法

資格を取得するには、臨床経験が3年以上必要だったり、大学や大学院で発達心理学隣接諸科学の学部や大学院を修了しておかなくてはいけなかったり、必須事項があるので注意しましょう。

 

また、心理学における科学的・理論的な知識だけでなく、人間が実際に発達する場における実践的な知識も必要です。

試験の難易度はそこまで高くないので、受験資格さえクリアすれば合格は目指しやすいと言えるでしょう。

参考記事:一般社団法人 臨床発達心理士認定運営機

健康カウンセラーに必要な資格

最後に、健康カウンセラーに必要な資格内容や取得方法について解説していきます。

健康心理士

健康心理士とは、「日本健康心理学会」が定める民間資格です。

 

健康心理学についての研究や貢献が認められた場合に取得ができ、国民の健康向上に貢献することを目的としています。

資格を取得すれば、医療や看護、保険や公衆衛生社会福祉といったさまざまな場所で活躍することも可能です。

資格取得方法

資格を取得するには、4年制大学で健康心理学科や心理学関連学科を修了、または日本健康心理学会の会員(準会員)でなくてはいけません。

健康心理士は、「健康心理士」「専門健康心理士」「指導健康心理士」と3つの種類から成り立ち、健康心理士が最も取得しやすい資格です。

健康心理士に資格の更新は必要ありませんが、その他の2つは5年ごとに更新をする必要があります。

参考記事:一般社団法人 日本健康心理学会

認定医療心理士

認定医療心理士とは、日本心身医学会が定める民間資格です。

 

一般の人々が医療心理学のメリットを感じられるように貢献することが目的としてあります。

非常にマイナーな資格ではありますが、心の問題だけでなく医療関係に深く踏み込んだ資格として有名です。

資格取得方法

資格を取得するためには、研修診療施設において常勤の場合は2年以上、非常勤の場合は4年以上の臨床研修を受けなくてはいけません。

 

また、大学や大学院で心理学系を修了していても受講できます。

難易度は高いと言われています。

参考記事:一般社団法人 日本心身医学会

まとめ

カウンセラーに必要な資格や取得する難易度、取得した後の仕事内容について解説してきました。

 

どんなカウンセラーを目指したいかによって、取得すべき資格は異なるので注意が必要です。それぞれ資格取得難易度も異なるので、自信に最適な資格を取得していくようにしましょう。

本記事を参考に、最適な資格が取得できることを祈っています。
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