メルマガの3つの効果| 開封率、クリック率、コンバージョン率を高める方法
ユーザーに商品の購入やサービスの利用をしてもらうために、まずはメルマガ配信のサービスを検討している方もいるでしょう。
メルマガは、無料で登録できるため、人数も集めやすいと感じているかもしれません。
ただ、
と考える方も多いのではないでしょうか?
そこで、この記事では以下のことについて解説します。
- メルマガ配信で得られる3つの効果
- メルマガの効果を測定する3つの方法
- メルマガ配信で効果を出すための5つの施策
この記事を読めば、メルマガにより自社のファンを増やしたり、サービスや商品の購入を促しやすくなります。ぜひ参考にしてみてくださいね。
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メルマガ配信で得られる3つの効果
メルマガを配信したらどのような効果があるのかわからない方もいるでしょう。
メルマガを配信する効果は3つあります。
- 長期的な顧客との関係構築ができる
- 認知度向上や顧客の教育ができる
- 売上アップにつなげられる
それぞれ解説します。
1.長期的な顧客との関係構築ができる
心理学の世界ではザイオンス効果と呼ばれるものがあります。ザイオンス効果とは何度も繰り返し接触するほど好感度や評価が高くなることです。
なぜなら、接触回数が増えるほど警戒心が薄れ親近感を持つようになるからです。
メルマガは定期的に配信する方法なので、最初から開封してくれるユーザーは、その後も内容を読んでくれる傾向があります。
2.認知度向上や顧客の教育ができる
Webサイトなどに訪問したユーザーの全員が自社の商品やサービスについて詳しいわけではありません。
自社の商品やサービス名については理解していても、具体的な内容まで把握しているユーザーは少ないといえます。
そこで、メルマガを配信すれば、商品やサービスの認知度が間違いなく上がります。なぜなら、メルマガはテキストだけでなく動画や画像なども挿入できるため、広告やCMよりもはるかに多くの情報をくわしく伝えられるからです。
3.売上アップにつなげられる
現代ではインターネットだけでなく、 SNSの発達によりさまざまなコミュニケーションツールが提供されています。
しかし、それらと比べてもメルマガは売上アップに繋げやすい方法です。なぜなら、 企業からのお知らせを受け取る方法にEメールを利用している方がもっとも多いからです。
以下の表を見てください。
メルラボが行ったメールマガジンに関する意識調査で、企業やショッピングサイトから送られてくるお知らせをどのように受信しているか? に対する回答(複数回答可)です。
受信方法 | 割合 |
---|---|
Eメール | 約100% |
LINE | 約25% |
約10% | |
約10%前後 | |
約5%前後 |
LINEやTwitterなどさまざまなツールを抑えて、メルマガで企業からのお知らせを受け取っている方がもっとも多いことがわかりました。
また、メールマガジンから購入した方の割合(40%)はSNSから購入した方(30.1%)よりも多い傾向があります。
メルマガに登録する方は、少なからず商品やサービスに興味のある方も多いため、必然的に購入者の割合が高くなります。
メルマガの効果を測定する3つの方法
メルマガをただ配信するだけでは、最終的な売上アップまでつなげられません。メルマガで配信するにも準備や費用がかかるため、有効的に活用できているか把握する必要があります。
せっかく登録してくれたユーザーからメルマガの登録を解除されると、再登録の望みが薄くなります。メルマガの配信をする際は以下のような方法で効果を測定してください。
- メルマガの開封率をチェックする
- クリック率や反応率でユーザーの評価を確認する
- コンバージョン率の確認
くわしく解説します。
1.メルマガの開封率をチェックする
配信したメルマガから成果を出すためには、開封されなければなりません。メルマガが開封された割合を開封率と呼びます。HTMLメールであれば、開封率の計測が可能です。
平均的な開封率は15〜20%前後といわれています。この水準を大きく下回るようであれば、ほとんどの方にメルマガが読まれていないので、大きな成果を得られません。
メルマガを開封するかどうかは、配信する日時やメルマガのタイトルが影響しています。より多くのユーザーに自社のサービスや商品を理解してもらうためには、開封率を上げるのが重要です。
2.クリック率や反応率でユーザーの評価を確認する
次にクリック率を見ましょう。クリック率とは、メールに記載したリンクがクリックされた数値です。
クリック率の平均は2〜3%ほど。
そして、クリック率よりも重要なのが反応率です。反応率は、開封されたメルマガのうちクリックされた数の割合がわかります。
したがって、反応率にはメルマガの件名や本文の内容についてのユーザーの評価が反映されると考えられるでしょう。
3.コンバージョン率の確認
最後に紹介するのがコンバージョン率です。コンバージョンとは、以下のようなメルマガユーザーに促したい行動。
- 商品やサービスの利用
- セミナーやイベントへの登録
- お問い合わせ
メルマガを配信する目的は、これらの行動を促すためです。したがって、もっとも重要な指標といえます。
コンバージョンにつながる方の割合はクリック率の10%程度といわれています。つまり、メルマガ登録者が10万人いる場合に購入までつながる方の数は以下のように計算できます。
開封した方 | 2,000人 |
---|---|
URLをクリックした方 | 40人 |
商品を購入した方 | 4人 |
なお、この計算はあくまでも一般的な数値で計算した結果です。担当者の努力次第では「開封率」「クリック率および反応率」「コンバージョン率」を上げられます。
メルマガ配信で効果を出すための5つの施策
メルマガ配信で効果を出すためには、少しでもそれぞれの指標の数値を上げる必要があります。
では、メルマガ配信の効果を上げるためには、どうすればよいのでしょうか?
メルマガの効果を最大限に発揮するためには、以下の施策を行う必要があります。
- 読まれやすい曜日や時間帯に送る
- ターゲットに興味を持ってもらえるような件名に変更する
- 独自の内容を配信する
- 読者がストレスなく読みやすい文章にする
- メルマガ限定のお得なキャンペーンやセールを行う
順番に見ていきましょう。
1.読まれやすい曜日や時間帯に送る
実はメルマガには読まれやすい曜日や時間帯が存在します。たとえば、会社員であれば、通勤時間帯の開封率が高い傾向があります。
一方、主婦の場合は平日の昼〜夕食までの時間帯が空きやすい傾向があるので、開封率がアップしやすいです。
また土日については家族と過ごす方が多いため、開封率が低くなります。そのため、ターゲットにしているユーザーのライフスタイルを想定して配信する時間帯を考えなければなりません。
なおGetRespose社の調査結果でも、開封率が高いのは金曜日(20.58%)、クリック率が高いのは火曜日(2.33%)という傾向が表れています。
そして、土日になると開封率やクリック率はやや落ち込んでいます。
2.ターゲットに興味を持ってもらえるような件名に変更する
メルマガを開封してもらうためには、メルマガの件名を見て想定したターゲットが興味を持つものでなければなりません。
なぜなら、興味を持つタイトルでなければ、開封しようとしないからです。
ターゲットが知りたい情報に関するキーワードを入れたり、件名だけで何が書いてあるかわかるようにしたりすれば、開封率がアップします。
3.独自の内容を配信する
メルマガの本文は、読者が選んで本当によかったと感じるコンテンツにしましょう。メルマガの内容に満足すれば、次回も引き続き読んでもらえるからです。
また、 メルマガでしか教えてもらえないような内容にすることで、クリック率やコンバージョン率のアップにつなげやすくなります。
そのため、メルマガを配信前に、どのような情報を配信するのか決めておきましょう。
4.読者がストレスなく読みやすい文章にする
コンテンツの内容はよくても、 文字だけが長くびっしりと詰まっていれば、読者は読まなくなってしまいます。
そのため、以下のように読者がストレスなく読みやすい文章にしましょう。
- 適度に改行する
- 図や表、画像などを入れる
- 専門的な用語を使いすぎない
メルマガでは、文章の最後に購入先のリンクを挿入するケースが多いです。最後まで読んでもらうために、ユーザーが疲れないような内容にしてください。
5.メルマガ限定のお得なキャンペーンやセールを行う
メルマガ限定のお得なキャンペーンやセールを行うと、よりクリック率やコンバージョン率が高くなります。
お得になる情報があれば、また読んでみたいと感じるようになるため、開封率も上がりやすくなるでしょう。
まとめ:メルマガの効果が現れるのに長時間かかるので注意
メルマガの効果はすぐに現れる理由はありません。また、工夫してもなかなか開封率やクリック率がアップしないことも多いでしょう。
メルマガは、顧客との関係を断ち切らないための重要なコミュニケーションツールです。ユーザーの満足度を高めるためにも、成果が出るまで長い目で見る必要があります。
税理士/起業の専門家 よしむら ともこ Twitter フォロー嬉しいです!!。