マネーフォワードでetaxで確定申告をする方法 事前準備~申告まで(マイナンバーカード方式 ID/パスワード方式)
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確定申告の時期が今年もやってきましたね。
コロナの影響で確定申告期限は延長されているので、今年は『2021/2/16~2021/4/15』までが確定申告期間となります。
マネーフォワードMFクラウド確定申告を使って、電子申告(etax)をする方むけに『事前準備と確定申告の手順』についてまとめてみました。
この記事をよむとわかるようになること
- ID/パスワード方式とマイナンバーカード方式の違い
- マネーフォワードクラウド会計ソフトの場合のetaxの方法
- ID/パスワード方式で確定申告する場合の事前準備
- マイナンバーカード方式で確定申告する場合の事前準備
- なぜ、事前準備がはやめに必要なのか
そもそも準備から申告まで何をすればいいのかわからない
今年からetaxでないと青色申告特別控除の金額が65万から55万に減ってしまうことはご存知かと思います。電子申告なんて面倒くさいって方も、これからず~~っと10万円分控除を損してしまうことになるので、etaxで申告をする準備をはじめましょう。
1回だけ設定を頑張れば、来年以降は楽勝です(きっと)!!事前準備がちゃんとできていないと、せっかく確定申告書ができていても、電子申告することができませんので、事前に方法をきめて、準備をしておきましょう。
個人事業主の確定申告のetax(電子申告)の送信方法
電子申告の方法は、2種類あります。
- IDPSW方式
- マイナンバーカード方式
という方はこちら→→
A:マネーフォワードクラウド会計でID/パスワード方式で確定申告する方法(etax)
ID/パスワード方式とは
IDとパスワードを利用して、「確定申告書等作成コーナー」からe-Taxによる送信(電子申告)を行う方法です。
IDとパスワードは、税務署に身分証明書をもっていき、「ID・パスワード方式の届出完了通知」を発行してもらえば、簡単に電子申告ができます。
メリットは、マイナンバーカード及びマイナンバーカード読取対応のスマートフォン又はICカードリーダライターがいらないことです。ただし、国税庁のHPにもあくまでもマイナンバー方式に完全移行するまでの暫定的な措置と記載されています。なので、個人的には、最初からマイナンバーカード方式での確定申告をマスターしてしまうことをオススメします!!
ID/パスワード方式の場合、確定申告書作成コーナーから直接etaxする方法のみとなります。
※これは、freeeなどの他のクラウド会計ソフトも同様です。会計ソフトからデータインポートをetaxにできないので、会計ソフトで作った結果を手入力します。
ID/パスワード方式の場合でも、電子申告の送信方法は異なりますが、確定申告書類の作成手順等はマイナンバー方式と同じですので、Bをご参照ください。
事前準備
- 国税庁の確定申告書作成コーナーの動作環境の確認
- ID/パスワード
B:マネーフォワードクラウド会計でマイナンバーカード方式でetax(電子申告)する場合
マイナンバーカード方式とは
マイナンバーカード方式とは、マイナンバーカードとマイナンバーカード読取対応のICカードリーダライタを利用してe-Taxを行う方法です。(※カードリーダーは一部スマホでも代用できます)
事前にマイナンバーカードとICカードリーダーの設定が必要となります。
マネーフォワードクラウド確定申告でマイナンバーカード方式でetax(電子申告)する場合は、方法が3つあります。
①確定申告書作成コーナーから直接etaxする方法→マネーフォワードクラウド確定申告の方には、こちらをオススメ!!
②etax WEB版またはPC版をインストールして、電子申告
③MFクラウド確定申告のスマホアプリから電子申告
①確定申告書作成コーナーから直接etax電子申告をする方法
令和2年分の確定申告については、マネーフォワードクラウド確定申告を使っている方は、こちらの方法が一番オススメです。
マネーフォワードクラウド会計は、帳簿作成までにして、国税庁のWEB「確定申告書作成コーナー」から電子申告(etax)します。
やり方
①マネーフォワードクラウド会計で最後まで経理し、帳簿を確定させる
②国税庁の確定申告書作成コーナーで決算書を転記 必要事項を入力
③国税庁の確定申告書作成コーナーで確定申告書を作成
④国税庁の確定申告書作成コーナーからマイナンバーカードを使って送信
事前準備
- 国税庁の確定申告書作成コーナーの動作環境の確認
- マイナンバーカード
- マイナンバーカードの3つの暗証番号
- ICカードリーダー(最新VERになっていないエラーがでます。かならず最新VERにしてください)
②etax WEB版またはPC版をインストールして、確定申告書データを送信
②については、マネーフォワードクラウド会計からetaxのweb版 PC版をインストールしてさらにそのソフトを操作しながら、マネーフォワードで作ったデータを変換して、etaxで送信とそのまま会計ソフト上から送信できるもの(フリー)もありますが、私がオススメしているマネーフォワードクラウド確定申告は、実はこれに対応していません。(2021/2/15時点)
そうするとetaxでの複雑な操作が必要になり、②③はちょっと現実的でないかなと・・・ちなみに、etaxをインストールして、さらにそこで操作してという動作は、普段触ったことがない方には、かなり難易度が高いです。
来年以降、マネーフォワードから直接etaxに送信できることを祈りましょう。でも、マネーフォワードクラウド会計は、長い目で見ても会計ソフトとしては最高に使いやすいと思います。
事前準備
- etaxのWEB版又はPC版の動作確認
- マイナンバーカード
- マイナンバーカードの3つの暗証番号
- ICカードリーダー(最新VERになっていないエラー多発 かならず最新にしてください)
③マネーフォワード確定申告のスマホアプリから電子申告する
2月の中旬頃、マネーフォワードが新しいアプリをだしてきました。事業所得でも対応していて、スマホ版のMFのアプリから電子申告(etax)できるようになりました。もちろんPCで作った会計データをスマホ上に連動することができます。
ただし、損失を繰越す場合などには対応していないようですので、ご注意ください。
事前準備
- マイナンバーカードの読み取り可能なスマホ
- マイナンバーカード
- スマホのMFアプリの動作確認
- スマホアプリの「マイポータル」で利用者識別番号の取得・紐づけ
スマホ版の設定を詳しく知りたい方はこちらから
etax で確定申告するには、事前準備を早めにやること!!パスワードがわからないなどトラブル可能性大!!
etax(電子申告)を するには、事前準備がとにかく大事です。実際にやってみて、私もあらためて、早めに準備が絶対!!と感じました。
特に、マイナンバーのPSW(3つある)がわからない、ICカードリーダーが動かないなどの動作環境が整わないとせっかく経理を一生懸命やって、帳簿が完成してもetaxで作成できない、送信できないなんてことになってしまう恐れ大です!!
ちなみに、マイナンバーカード方式に必要な3つのパスワードはこちらです。
【3種類のパスワード】 | 【使用するとき】 |
署名用電子証明書 | 申告等データに電子署名を行うとき |
利用者証明用電子証明書 | e-Taxにログインするとき |
券面事項入力補助用 | マイナンバーカード方式の利用開始時に、4情報(氏名・住所・生年月日・性別)をよみこむとき |
ちなみに、私(税理士)は税理士用の電子証明で申告するので、普段マイナンバーカードを使って申告はしません。今回、自分でマイナンバーカードの動作確認・有効性確認をしたのですが、まさかの。。。。有効性確認で「失効」してました・・・引っ越したからですね。
引っ越しなどをした場合は、 住民票のある市区町村の窓口でパスワード(暗証番号)を初期化申請パスワード(暗証番号)を再設定する必要があります。※詳細は、市区町村窓口へお問い合わせください。
しつこいですが、etaxする前の事前準備は、必ず早めにやってくださいね。私もオンライン教材で事前準備の動画を撮影したのですが、実際になかなかうまくいかず、結構時間もかかりましたので。
まとめ:マネーフォワードクラウドでetax(電子申告)で確定申告を使っている方へオススメ
令和2年分の確定申告については、マネーフォワードクラウド確定申告を使っている方は、マネーフォワードは、帳簿作成までと割り切って、①「確定申告書作成コーナー」から電子申告etaxするのがオススメです。(2021/2/16)
事前準備はそろそろはじめましょう!!
よくある質問追記:マネーフォワードでetaxで確定申告する方法
質問:マネーフォワード会計でのetax確定申告はMacでも問題なくできますか?
①の方法でしたら、利用でき環境を問いません。
ただし、②については、国税庁のソフト「e-Taxソフト(Web版)」がMACに対応していないため、マネーフォワードクラウド会計からエクスポートしたデータをインポートできません。