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ネイルサロンの自宅開業マニュアル|準備で必要なものは?総額は?順番に解説

 

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ネイルサロンを自宅で開業したい!準備を始めるけど、必要なものがわからない…

ネイルサロンの自宅開業は、物件費がかからない分、コストを最小限に抑えられます。そのうえ自宅に居ながらにして事業を営めるので、小さくビジネスを始めたい方や、在宅で働きたい主婦の方にピッタリのビジネスモデルです。

 

しかし自宅で開業するからといって、適当に準備をするのはおすすめできません。片手間のネイルサロン経営はお客様にも伝わります。

 

お客様を呼び込める魅力的なネイルサロンにするには、必要なものを不足なく準備することが大切なのです。

 

そこで今回は、以下について解説しています。

  • ネイルサロンの自宅開業準備に必要なもの
  • ネイルサロンの自宅開業に必要な資金総額の目安

この記事を参考に準備を進めれば、スムーズにネイルサロン開業まで進められるはずです!

自宅でネイルサロンを始めたいと考えている方は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

ネイルサロンの自宅開業準備に必要なものを徹底解説!

それでは早速、ネイルサロンの自宅開業準備に必要なものを解説します!

 

準備する順番に沿って解説していくので、次の①~⑤までをひとつずつクリアしていきましょう。

①屋号やロゴなど店舗運営の下準備

②ネイルサロンスペースの確保&内装整備

③施術に必要な備品・道具の準備

④損害保険への加入

⑤開業届の提出

①コンセプトや屋号など店舗運営の下準備

ネイルサロンを自宅で開業するには、まず店舗運営に必要なものの下準備から始めましょう。開業後のネイルサロン経営を左右する部分なので、ここは焦らずじっくり時間をかけたいところです。

 

店舗運営の下準備は、次の8つ。

  1. コンセプト
  2. 屋号
  3. ロゴマーク
  4. 看板
  5. 施術メニュー
  6. ショップカード
  7. チラシ
  8. 資格取得

それでは、ひとつずつ詳しく説明していきますね!

コンセプト

最初にネイルサロンのコンセプトを決めましょう。

 

コンセプトによって、狙うべき客層・施術メニュー・内装・集客戦略など、すべてが変わってきます。コンセプトは今後のネイルサロン経営の軸となるため、「一番大事な工程」と言っても過言ではありません。

 

自分のネイルサロンの最大のアピールポイントは何か考え、コンセプトを決定します。例えば、次のようなイメージです。

  • ネイルからハンドケアまで、手先の美しさをトータルサポートするネイルサロン
  • 成人式や結婚式など、晴れの日はお任せ!華やかネイルが得意なネイルサロン
  • 男性ウケするネイルを知り尽くしたネイリストが施術!デートの前に訪れたいネイルサロン

コンセプトを決めずに開業準備を進めてしまうと、ちぐはぐな印象のネイルサロンになってしまいます。せっかく開業しても、うまく集客できない可能性が高くなるので注意してくださいね。

屋号

ネイルサロンのコンセプトが決まったら、いよいよ屋号、つまり「ネイルサロンの店名」を決めます。

 

屋号は「お客様に覚えてもらいやすい屋号」「コンセプトが伝わる屋号」だとベターです。

何より「自分が愛着を持てる屋号」にするのが一番。

途中でコロコロ変更できるものではないので、長く付き合える素敵な屋号を考えましょう。

ロゴマーク

コンセプトや屋号をもとに、ネイルサロンのロゴマークを作ります。

 

ロゴマークがなくても自宅ネイルサロンは開業できますが、看板・チラシなどの印刷物・ホームページなど活躍の機会が多いので、作っておくと重宝しますよ。

 

一目でお店のことがわかるロゴマークが理想ですが、自分で作るのは難しいかもしれません。

 

そんなときは、プロのデザイナーに外注するのがおすすめ。

開業費用を抑えたいなら、クラウドワークスランサーズなどのクラウドソーシングサービスを活用しましょう。数千円~数万円の費用で、ハイクオリティなロゴマークを作ってもらえます。

看板

自宅でネイルサロンを開業するなら、看板の設置をおすすめします。看板がなければ、お店であることがお客様に伝わりにくいからです。

 

看板は外注する方法もありますが、二つ折りで自立するタイプの立て看板なら、数千円で手作りできます。
ただし、マンションの共有部や公道は看板設置がNGなことも。トラブル防止のため、事前に看板の設置許可を取っておくと安心です。

立て看板が置けないときは、小さな吊り看板をドアに下げたり、置き看板を外から見えるように窓際に設置したりと工夫してみてください。

とにかく「ここはネイルサロンである」とお客様に伝わればOKです。

施術メニュー

ネイルサロンの施術メニューは、最初に決めたコンセプトをもとに考えるといいでしょう。

 

設定したコンセプトから「どんなお客様が来店するのか」を考え、そのお客様に選ばれるラインナップと料金を検討します。このとき、料金を安くしすぎないように注意してください。低価格路線で開業すると、後々のネイルサロン経営が苦しくなってしまうかもしれません。

 

各施術メニューの料金は、ネイルサロンのアピールポイントや、近隣ネイルサロンの相場を加味して決めるのがおすすめです。

ショップカード

ショップカードとは、ネイルサロンの基本情報が記載されたカードのこと。

 

名刺のような感覚でお客様にお渡しするのが基本の使い方ですが、近隣のお店に置いてもらうなど、工夫次第でネイルサロンの認知度アップにも使えるアイテムです。

 

また、常連客を増やす戦略として、ショップカードにポイントカードの機能を持たせるのもおすすめ。

最低限ショップカードに記載したい情報は次の通りです。

  • 屋号
  • ロゴ
  • 住所
  • 電話番号
  • 営業時間
  • ホームページURL
  • SNSアカウント

ショップカードは自分で手作りするほか、数千円の予算があれば、ショップカードPROなどのサービスで本格的に製作することもできますよ。

チラシ

自宅でネイルサロンを開業しても、お店の存在が認知されていなければ、お客様は来店してくれません。

 

しかし広告掲載にはそれなりの費用が必要ですし、SNSやブログを使った集客には時間がかかります。そこで、開業前のチラシポスティングで、周辺の見込み客にお店のオープンをお知らせするのがおすすめ。

 

チラシに記載する内容は、基本的にはショップカードと同じですが、ネイルサロンのオープン日や予約方法は忘れずに記載してくださいね。

 

さらにネイルサロンのコンセプトやイチオシメニュー、料金などを追加し、お客様が来店したくなるチラシを作成しましょう!

ネイルサロンの集客方法についてはネイルサロンの集客方法|無料&効果的な6選!お店の強みを明確にしようで詳しく解説しています。

資格取得

資格取得は必須ではありませんが、「知識と技術力の保証」としてお客様の安心につながります。

 

余裕があれば、開業前にネイリスト技能検定などの資格を取得しておくといいでしょう。資格が取得できれば、ネイルサロンのアピールポイントも増えるので一石二鳥です。

②ネイルサロンスペースの確保&内装整備

自宅でネイルサロンを開業する場合、生活感を隠す工夫が不可欠。私物や食事の跡などが見える部屋では、お客様も落ち着きませんし、どうしても“片手間感”が拭えません。

 

できればプライベートな部屋とは別に、専用のネイルサロン部屋を確保したほうがいいでしょう。また状況に合わせて、ネイルサロンらしく内装も整えます。

 

さらに来店後のお客様の導線を考え、プライベートな場所が見えてしまうようであれば、パーテーションで目隠しをするなど準備が必要です。お客様が利用するトイレをきれいにしておくことも忘れずに!

いずれにせよ、「お客様が居心地よく過ごせるか」に配慮したサロンスペースづくりが大切です。

③施術に必要な備品・道具の準備

自宅でのネイルサロン開業準備も大詰めです。

 

決定した施術メニューや自宅のサロンスペースに合わせ、必要な備品や道具を揃えていきましょう。ここでは最低限必要なものを紹介するので、参考にしてみてください。

<最低限必要な備品リスト>

  • 施術用の椅子
  • 施術用のテーブル
  • ワゴンラック
  • ネイルカラーサンプル
  • メニュー&料金表
  • 電話
  • パソコン

<最低限必要な施術道具リスト>

  • ネイル道具一式(ジェル・ポリッシュ・ブラシ・アートパーツなど)
  • ジェル用ネイルライト
  • ネイルマシン
  • 集塵機
  • アームレスト

施術に必要な備品・道具は、一度に揃えようとすると初期費用が大きくなってしまいます。開業前には最低限必要なものを準備して、開業後に少しずつ買い足していくといいですよ!

④損害保険への加入

自宅でネイルサロンを開業するなら、損害保険に加入しておきましょう。なぜなら、お客様にケガをさせたり、持ち物を汚してしまう可能性があるためです。

 

特にお客様にケガをさせてしまった場合、高額な賠償金が発生するリスクがあります。そうなれば、ネイルサロン経営どころではなくなってしまうでしょう。

ネイルサロンのトラブルに特化したタイプの賠償保障保険もあるので、ぜひ加入を検討してみてください。

⑤開業届の提出

 

自宅でネイルサロンを開業したら、開業届を出すことをおすすめします。

開業届を提出しなくても特に罰則はありません。

しかし、ネイルサロン経営で一定の利益が出れば、確定申告の義務が発生します。このとき、事前に青色申告承認申請書を税務署に提出して青色申告者になっていれば、最大65万円の青色申告特別控除が受けられ、納める税金が少なくなるのでお得です。また、青色申告者には、経費にできる支出の範囲が増えるメリットもあります。

 

このように、青色申告者になるメリットは大きいのですが、青色申告承認申請書は開業届を提出していなければ受理されません。また期限までに提出しなかった場合、その年度は青色申告ができなくなってしまいます。

 

ネイルサロン開業後、経営が軌道に乗れば忙しくなるでしょうから、早めに開業届と青色申告承認申請書を提出しておくのがベターです!

 

ちなみに、開業届と青色申告承認申請書の提出期限は次の通り。

開業届 事業を始めた日から1か月以内
青色申告承認申請書 青色申告をする年の3月15日まで。事業開始が1月16日以降のときは、事業を始めた日から2か月以内

 

開業届と青色申告承認申請書の詳しい提出方法は、以下の記事で紹介しています。

【徹底解説! 】個人事業主の開業届|提出するタイミングや書き方、メリットやデメリット

ネイルサロンの経費にできるものは、以下の記事にリストでまとめてあります。ぜひ合わせて読んでみてくださいね。

ネイルサロンの確定申告|必要なケースは?やるべき3つのことや経費リスト

ネイルサロンの自宅開業準備で必要なものの総額は?

自宅でネイルサロンを開業する場合、準備に必要なものの総額は40万円前後が目安です。

 

また、開業後も事業を継続するために、運転資金が必要になります。水道光熱費・通信費・消耗するネイル商材の仕入れ代・トイレットペーパーなどの日用品代が運転資金にあたり、おそらく1か月あたり数万円程度になるでしょう。

参考記事:ネイルサロンの開業資金はいくら必要?初期費用や内訳について『徹底比較』

 

そのほか、ネイルサロンへの集客促進のために広告宣伝費が必要なことも。ただしSNSやブログ、チラシ配りなど自分でできることだけをすれば、広告宣伝費を0円にすることが可能です。

 

無料でできるネイルサロンの集客方法は以下の記事で紹介しているので、参考にしてみてください。

ネイルサロンの集客方法|無料&効果的な6選!お店の強みを明確にしよう

まとめ:ネイルサロンの自宅開業に必要なものは計画的に準備しよう

ここまで解説してきた通り、ネイルサロンの自宅開業の準備には時間がかかります。

 

店舗を借りずに自宅でネイルサロンを始めれば、費用面を抑えられるのは確かですが、手間や労力がなくなるわけではないのです。

 

ネイルサロンの開業日を決めたら、それに合わせて計画的に準備を進めなければ、お店のオープンまでこぎつけることは難しいでしょう。

ぜひこの記事を参考にして、ネイルサロンの自宅開業に必要なものを、着実に準備していってくださいね!
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