個人事業主と会社員の税金の仕組みの違いは?それぞれの確定申告

今日の内容は、
『起業したばかりの個人事業主で、税金のことは右も左もわからないという方』に
オススメです。
こんにちは。税理士のよしむらともこです。
個人事業主とサラリーマンの税金の仕組みはどう違うのか。ここがわかると、確定申告がなぜ必要なのかわかるようになります。
個人事業主とサラリーマンの確定申告の違い
個人事業主とサラリーマンの税金の違いは、なんでしょう??
これが大切です。
会社員は、会社が原則すべて手続きを代行してくれます。
副業をしている方は別として、家を購入した年や不動産を売ったなどの特別な出来事がなければ、確定申告を自分でする必要はほとんどないはずです。
でも、個人事業主は全部自分で所得税を計算して、自分で確定申告をすることになります。
サラリーマン時代の確定申告は?
サラリーマンをやめて、起業されたという方に
「今まで税金のことはなにかしてましたか?」ってきくとみなさん、「????」となります(笑)。
でも。
サラリーマン時代も所得税は毎月計算して、納付もちゃんとしているんですよ!!会社が毎月お給料から所得税や社会保険料を計算して、先に天引きしてから残りをご本人に支給するという仕組みになっています。
そして、1年間の税金を再計算して、精算する手続きが12月に行われる年末調整です。毎月の給与から所得税を天引きする金額は、国のきめた一定の計算表に基づいて決まるのですが、ちょっと多めに天引きする仕組みになっています。
だから、年末調整ってお金がかえってくる方が多かったはずなんです。
個人事業主で起業したら確定申告が必要
一方、個人事業主は全て自分で行うことになります。
売上と事業に関係のある費用を差し引いて、ご自身で利益を計算します。
それに対して、税金はいくらかかるかという計算をして、確定申告をして納付をするという流れを個人事業主は全部やらなければいけないんです。
ちなみに、個人事業主は、実際にご本人のお金を使った購入したものだけが費用になりますが、サラリーマンは「給与所得控除」という費用があります。
会社の給与収入からこの「給与所得控除」を引いて、給与所得というものが計算されます。
給与所得控除については、後日別の回でくわしく説明しますが、今回はサラリーマンの経費とだけおさえてください。
まとめ
今日は簡単でしたね!
では、ポイントです。
- 所得税は、個人事業主も会社員も関係あります
- 所得税の計算は、個人事業主は確定申告 会社員は年末調整
- その計算を行うのは、個人事業主は自分 会社員は会社
会社員時代って先に税金や社会保険料などが天引きされたあとの残りを支給されていたから、全部つかってしまっても別によかったんですね。
でも、個人事業主は、所得税は確定申告の時に精算しならないし、社会保険料もあとから請求がきます。
だから個人事業主で起業してから、税金の負担が重くなった気がする・・・って方が多いです。
要するに、会社員時代は、先にお金を天引きされていることで、何も心配しなくてよかったわけですよね。それと同じように、個人事業主でもある程度利益がではじめたら、毎月自動送金ででも利益の何%かを納税用資金としてよけておくことをおすすめします。
そうすると、3月の確定申告の時期に、もうかってたのに、お金が手元に残ってないと慌てることを防ぐことができますよ~。
それでは。
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